会長あいさつ

ようこそ公益財団法人 富山県消防協会へ

 このたび、富山県消防協会の第11代会長に就任いたしました鹿熊正一でございます。
 県内の8消防本部と15消防団に所属する約1万名の消防職団員で構成された当協会の会長職であり、身に余る光栄でありますとともに、その責任の重大さに身の引き締まる思いであります。
 さて、富山県消防協会は、昭和23年1月の設立以来、県をはじめ、市町村常備消防と連携しながら、また民間防火団体を支援しながら、防火思想の普及及び消防技術の向上発展を図るとともに、消防団等の活性化及び消防設備の充実強化を推進することにより、災害の防止と地域社会の健全な発展に寄与してまいりました。
 しかしながら、近年消防団員の高齢化の進行や、会社勤めの団員の増加による昼間の火災対応能力の低下などの一方で、自然災害の多発化や認知症高齢者の行方不明者の増など消防団を取り巻く環境は厳しさを増しているところであります。
 こうしたなか、平成25年12月には、「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が定められ、住民の積極的な参加の下に、消防団を中心とした地域防災力の強化を図り、もって住民の安全の確保に資することとなりました。
 当協会としてもこれまで、県の広域消防防災センターの最新設備等を活用した消防団員の基礎研修、幹部教育による消防団員の資質の向上に努めるとともに、体験型学習施設「四季防災館」の指定管理者として小中高生や少年女性防火クラブや自主防災組織など広く県民に対する各種災害体験を通した防火防災意識の普及啓発に取り組んできたところであります。
また、平成30年10月には、地方での開催は4県目、日本海側では初となる第26回全国消防操法大会が上記センターで開催されました。富山県の代表として出場した砺波市庄下分団(ポンプ車の部)と砺波市栴檀山分団(小型ポンプの部)がそれぞれ準優勝、優良賞をまたポンプの部の2番員松田慎治さんが優秀選手に選ばれました。
全国から選手、関係者約1万3千人が来県され心に残る素晴らしい大会でありました。
 さらに本県の令和元年度の出火率が平成3年以来、29年間連続で全国最小となる見込みであります。
 この輝かしい記録を次の世代に引き継ぐため、県民一丸となって日々火災予防に努め、火災のない安全で安心して暮らせる富山県の実現のため、活動をより一層進めてまいります。
 今後とも、消防団の重要な使命を再認識し、高い士気のもと、訓練を重ね、より精強な組織づくりに励み、地域住民の期待と信頼に応え、災害の防止と被害の軽減に努力していく所存でございますので、皆様のご支援、ご協力を切にお願い申しあげます。


      

令和2年8月1日
公益財団法人富山県消防協会
会 長  鹿 熊 正 一